パソコンの世界へ入れる転送装置を開発しています
最近ではVR(Virtual Reality)が話題になっている中、若年層ではスマートフォンの普及に伴い、パソコンに触れる機会が減ってきています。
Aokashi Homeでは、パソコンの世界に入り、実際にパソコンの中を物理的に操作できる(ような感覚が得られる)装置の開発を始めました。
まずはVRでパソコンの世界が見られるようになり、最終的にはその世界へ物理的に転送できる装置を目指しています。
使い方
- VRデバイスを用意します。
- 入りたいパソコンの電源を入れます。
- VRデバイスを入りたいパソコンと無線で接続します。
- しばらく待ちます。
- VRデバイスを装着すると、パソコンの世界が見えます。
転送装置の場合は、転送装置の上に載った状態で入りたいパソコンを起動すると、そのパソコンの世界へ転送していきます。
どのように見えるのか
まず、部屋が見えます。その部屋の広さはパソコンのハードディスクのサイズに依存します。その部屋の中には、机が必ず1つ存在し、その机の広さも、メモリのサイズに依存します。
部屋のレイアウトや外装はそのパソコンが搭載しているOSやデスクトップの壁紙によって変化します。
行動による変化
仮想世界で様々な行動を起こすと、その結果が実世界上のパソコンに反映されます。
仮想世界の行動 | そのパソコンで行っている処理 |
---|---|
別の部屋に入る | 同一LANにあるパソコンのファイルを読み取る |
家を出る | インターネットを閲覧する(URLの入力はコマンドで) |
道具を使う | その道具と紐付けたアプリケーションが起動する |
別の部屋に入る
ここで、部屋を出て、別の部屋に入ると、同一LANにあるパソコンのファイルを読み取る事ができます。
家を出る
インターネットを閲覧することができます。適当な建物に入るとその建物が持つIPアドレスまたはURLが持つWebサイトにアクセスします。Webサイトがない場合は、入れません。
ここで、コマンドとしてWebサイトのURLを入力すると、アクセスしたいWebサイトの持つ建物へ移動することができます。移動は高速で、かなり距離がある場合は、空中移動することもあります。
建物や外観は、目的のページのあるサーバーのスペックや、そのページのレイアウト、スタイルシートによって変わります。
また、実世界上で装置を装着している方も見えるため、人が集まるSNSでは混雑しているさまを見ることができます。
道具を使う
その道具と紐付けたアプリケーションが起動します。アプリケーションでファイルのやり取りがある場合は、実際にファイルが物理的に移動していく様子を見ることができます。
なお、ファイルが移動する速さはストレージの速度やCPUの性能によって変化します。
道具の種類とアプリケーションの種類との対応は以下のようになっています。
道具の種類 | アプリケーションの種類 |
---|---|
ゲーム機 | ゲーム |
ペン | テキストエディタ(実際に書くとその書いた内容がパソコンに反映される) |
写真 | フォトビューワー |
モニタに接続されたDVDプレイヤー | 映像再生 |
CDプレイヤー | 音楽再生 |
服 | Webブラウザ(ただし外出しないと起動しない) |
棚 | ファイラー(外付けのストレージデバイスを見た状態で) |
絵の具 | ペイントソフト |
仮想世界にあるパソコン | 装置が終了する(転送装置の場合は実世界に戻る) |
上の表で、写真を手に取ると、実際にパソコン上ではフォトビューワーが起動し、仮想世界で手に取った写真がパソコンに表示されます。
ペンを手に取ると、テキストエディタが起動し、仮想世界で書いたテキストがリアルタイムでパソコンの画面に反映されます。
その他
隠しコマンドを入力すると、私の世界観の世界(詳細)へ転送することができます。
転送装置
転送装置の場合は、物理的に転送するため、実際に(アプリケーションのふりをした)道具を扱ったり、外出のインターネットの閲覧で高速で移動したりすることが体感できます。
実世界のパソコンからパソコンへ移動する手段としても役に立ちます。例えば家のパソコンを利用して仮想世界へ転送するとします。ここで、大学のWebサイトにアクセスして大学のWebサーバーの施設に移動します。そこで、大学のパソコンに触れて実世界に転送すれば、家から大学まで短時間で移動することができます。
VRデバイス、転送装置を利用するメリット
- 実際パソコンがどのように動いているのか視覚的に見ることができます。
- 高い精度でランダム生成されていく仮想世界を上空で見渡すこともできます。
- 仮想世界の旅を楽しむことで、新たな娯楽が増えます。
パソコンがどうなっているのか見ることが目的のため、規定の設定ではVRデバイスにスマートフォンを接続した状態で装着しても見ることができません。ただし、VRデバイスや転送装置のバージョン情報を連打すると、スマートフォンでも利用できるようになります。
完成時期
VRデバイスは西暦2141年、転送装置は西暦2450年に完成予定です。